標高1500mの地に、穂高連峰や焼岳などの名峰に囲まれて息づく上高地。その素晴らしさが明治時代の英国人宣教師ウォルター・ウェストンによって世に紹介されて以来、上高地の輝く高峰や清き流れ、そして神秘の湖水は、変わらぬ姿で人々を迎え続けている。
河童橋橋は梓川に架かる木の橋で、ここが上高地の中心となっている。橋に立って上流を望めば、3000mの威容を誇る穂高連峰が迫り、下流を見やれば噴煙をなびかせる焼岳が控える。両岸にはホテル、食道、お土産店が並び、シーズン中は人が絶えることがなく、上高地銀座の名がある。
河童橋橋から梓川沿いを下流へ約1時間歩くと、大正4年の焼岳の大爆発により誕生した大正池がある。土砂の流出が続いたため現在は当時の1割以下の規模だが、湖面に浮かぶ枯木、霧や朝もやは幻想的な雰囲気だ。晴れた日には焼岳や穂高連峰を湖面に映すなど、時間や天候により変わるその表情は、"いつまでも見ていたい"と思わせる魅力にあふれている。
河童橋から梓川を上流に登り、約1時間で明神池に到着する。針葉樹林に囲まれた姿は、まさに聖域と呼ぶにふさわしい。特に、朱に染まる早朝や夕方の景色は神秘的。新緑や、紅、黄色に色づく紅葉の頃もおすすめ。
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