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高山 山里の小京都

 天正14年、飛騨国の城主となった金森長近が京都の面影をしのんで整備したとされる飛騨高山。今も市街のあちらこちらに、当時の栄華を偲ばせる風情が残っている。その代表が紅柄格子の町屋が軒を連ねる上一之町、上二之町、上三之町からなる三町。

 軒下には用水が流れ、造り酒屋には看板ともいわれる杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や、老舗ののれんが連なり、地酒や朴葉味噌など、飛騨高山ならではの名産品を扱う店がならびぶ。国の重要伝統的建造物群保存地域に指定されている三之町から高山陣屋にかけては、最もにぎわう定番の観光スポット。

 高山といえば、日本三大美祭に数えられる高山祭が有名で、祭は春と秋の2回行われる。昼は屋台が巡行し、屋台に備えられたからくり人形がからくりを奉納する。

 祭行列は総数1000人にもおよび、神輿、獅子舞、大太神楽、雅楽、闘鶏楽、裃姿の警固などが民俗芸能を披露しながら祭区域をまわる。夜に入ると各屋台に提灯が飾り付けられ、白い光に浮かび上がる幻想的な姿を見せてくれる。

 朝市は陣屋前広場と宮川沿いの2か所にある。新鮮な野菜や果物、花など四季折々の楽しみがある。もんぺ姿のおばさんたちの素朴なやりとり、純粋な高山ことばを聞くことができる。
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