尾道は志賀直哉や林芙美子ゆかりの町で、大問屋の旦那衆が競って建てた古寺が多く残る。尾道は東西に細長く広がる町で、すぐ北側に迫る斜面に石段を積んで坂道が切り開かれ、坂の道としても知られている。
まず尾道観光定番中の定番、千光寺公園へ。千光寺山までロープウエイを利用するのが便利だ。展望台から尾道の町を眼下に、尾道水道の向こうに向島、その背後に浮かぶ芸予諸島が一望できる。
山頂より南方向に下ると千光寺公園、市立美術館、北方向には文学のこみちがある。尾道ゆかりの文学、詩がつづられた25の文学碑が点在する約1kmの散歩道になっている。
千光寺公園から石段を下ると、おのみち文学の館がある。「暗夜行路」で知られる志賀直哉の旧居、小説家の資料が展示された文学記念室、アララギ派の歌人中村憲吉旧居がある。方向はまったく反対になるが、林芙美子の文学碑が芙美子の卒業した尾道高等学校にある。
最近では映画の町といわれるほど、多くの映画の舞台にもなっている。転校生、時をかける少女など大林監督の映画の舞台の中心となる駅北は数多くの寺があり、細い石畳の路地が入り組み、所せましと家が並んでいる。このあたりが尾道の魅力の一つにもなっているので訪ねてみよう。
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